Nゲージジオラマの製作では、鉛筆を使ってレイアウトしていきます。まず、土台に用意した角材にベニヤ板を打ち付けて固定しておきます。
市販のベニヤ板は薄いため、モーター音が響いてうるさくなることがあります。対策としてはベニヤ板を2枚重ねで使う方法が主流になっています。それではレイアウトの開始です。パネルの上に線路を配置し、線路の中心線と外形を鉛筆で書いていきます。

大きな曲線を綺麗に描くには厚紙を使います。厚紙の一方にピンを刺し中心線に固定し、もう一方の場所に穴を開け鉛筆を入れます。後は、小学校の時に使ったコンパスの要領で回転させて線を描きます。初めての方であれば、線路にそって線を書いていく方法もあります。トンネルを置きたいならトンネルポータルの位置や山や道路、住宅などの位置も書いていきましょう。

初めてNゲージジオラマに挑戦する場合には、平面レイアウトをおすすめします。高低差のある立体レイアウトは、より広い面積を持ったパネルが必要になります。レイアウトが完成したら実際に線路を置いて、短い釘を打ち付け固定していきます。線路の配置が終わったら、トンネルポータルや駅舎、住宅、山などを順番に配置してきましょう。