機関車が走り抜けるトンネルポータル

機関車
Nゲージのジオラマのアクセントに欠かせないのがトンネルポータルです。電気機関車が山の中に消えていったり、真っ黒な空間から姿を見せる瞬間がかっこ良く、自作キットも多く販売されています。一言でNゲージ用のトンネルポータルといいますが、大きく分けて単線用と複線用の2種類があります。

のんびりとした地方都市を再現するジオラマなら単線、都市部と地方都市をつなぐ路線であれば複線が向いています。見た目にも材質を感じられるように、工夫をこらしてやるとより本格的になります。例えば、どっしりとした風格のあるアーチデザインにあっているのは石積のアーチです。古代ローマ時代のように土台となるスパンや迫台、迫元、要石や迫石を紙で再現して、ピンセットを使った1枚1枚貼っていきます。

市販されているキットを使っても良いですが、手元にある厚紙でも同じ効果を発揮できます。
1つ1つのブロックは、不揃いの大きさにすることで、よりリアルさを感じられるようになります。石積の塗装はスカイグレーを軽く吹き、レンガ造りの場合ではフラットブラウンを吹いた後にフラットブラックを軽く吹くと簡単に色付けできます。汚れを付けるときは、めん棒にパステル・クレヨンの黒や茶色で汚れを付け、表面を軽くタッチするようにして汚れを付けてやると、リアルさが感じられます。